台湾・沖縄・日本本土、そしてイスラエルをつなぐ架け橋
諸民族間の和解と固有のムーブメントの再興

その1:2008年9月:イスラエル・エルサレムの園の墓での集会

台湾、沖縄、日本本土、そしてイスラエル。
主は不思議な導きで、東アジアに和解のムーブメントと、民族固有の礼拝のあり方を勃興させるムーブメントを開始されました。最初は小さな集会で、まさかこれが何年にも渡る、継続した集会へと成長するなどと、この時は誰も思いませんでした。

それは小さな集会から始まりました。

2008年9月9日〜9月17日、イスラエルでWCGIP(World Christian Gathering of Indigenous People) 「世界諸民族クリスチャン集会」が行われました。この集会は2年に1度、開催国を変えて行われる世界少数民族のクリスチャン集会で、2008年は第七回目、イスラエルで開催されました。


アメリカから参加したネイティブ・アメリカンたちとの集合写真

この集会に、シオンの喜びとして主催者側の一人であったガブリエル・ゲフェン師の要請を受けて、沖縄で活躍する「具志堅ファミリー」を連れて参加しました。具志堅ファミリーは、ご夫妻と子どもたち6名で琉球賛美を行う家族賛美チームです。


WCGIPに参加した台湾チーム
(左から2番目:TJ師とアンジェラ師、そして具志堅ファミリーと日本チーム


各国の少数民族が独自の賛美をイスラエル各所で捧げているさなか、台湾から参加したTJさんとアンジェラさんは、私たちのチームと何度も一緒に行動する中、主の啓示を感じて台湾の歴史を調べてみました。すると、日本が台湾を植民地化したきっかけを作った事件を見つけました。それは「牡丹社事件」というものです。

牡丹社事件(1871年10月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/台湾出兵

1871年10月、宮古島から沖縄の首里へ年貢を輸送し、その帰途についた琉球御用船が台風による暴風で遭難しました。船は漂流し、台湾南部八遥湾(現在の九棚湾)に漂着しました。船には役人と船頭合わせて69名が乗っていました。漂着した乗員66名(3名は溺死)は高士佛社(現在の牡丹郷)に入り、先住民(現在の台湾先住民族であるパイワン族)に救助を求めましたが、コミュニケーション疎通の問題で誤解が生じ、逆に集落へ拉致されました。パイワン族とは上手く意思の疎通ができなかったため、12月17日に宮古島の遭難者たちは集落から逃走しました。パイワン族は逃げた者を敵とみなし、次々に殺害し54名を斬首しました。12名の生存者は、台湾在住の漢民族に救助され、台湾府の保護によって、福建省の福州経由で、宮古島に送り返されました。

この事件を知ったTJさんとアンジェラさんは、主の導きを感じ、日本チームに「和解の集会」をしようと持ちかけました。日本チームも実はその数日前、ガリラヤ湖で日本本土参加者4名と、沖縄を代表して具志堅ファミリーとの間で、日本本土と沖縄との和解、罪の悔い改めについて小さな集会を持った後だったので、「これは主の啓示だ」ということを感じ、合意しました。

2008年9月16日、その和解の集会はエルサレムにある「園の墓」 で行われました。台湾から牧師夫妻であるTJさんとアンジェラさん。日本本土から4名、 そして、沖縄からは具志堅一家でした。 台湾からの参加者、TJさん(ユースパスター)は漢民族の血を引く台湾人で、アンジェラ牧師(主任牧師)は台湾の先住民族の一部族であるパイワン族の末裔です。

 

日本の台湾併呑のきっかけを作ったのは、排湾(パイワン)族の琉球人の殺害でした。しかし、歴史はその後、血を血で洗うものへと発展し、実際に琉球人が船団を組んで台湾に上陸し、台湾人を殺戮したという記録もあり、さらに日本が台湾を支配している間、日本政府に盾突く不平分子を弾圧し、1万人が戦死あるいは処刑されたました。(Wikipedia「日本統治時代(台湾)」参照)

「今や、あなたはその土地にのろわれている。その土地は口を開いてあなたの手から、あなたの弟の血を受けた。」(創世記4:11)

人が殺され、血が流れると、その土地はのろわれてしまいます。のろわれた土地を清めるには、殺した方、殺された方の関係者、あるいは子孫が「平和の君」であるイエス・キリストが十字架上で流された血潮、そしてイエスの御名によって和解、赦し合い、そして互いの罪の告白を行う必要があります。

まず、半分排湾族のアンジェラさんが沖縄を代表して具志堅父に赦しを求める祈りをし、具志堅父が赦しの祈りを行いました。そして、具志堅父が台湾人夫妻に対して赦しを求める祈りをし、夫妻がそれを受け入れる祈りをしました。

左の写真は、台湾人TJさんと具志堅父が和解の祈りの後、和解のしるしとして抱き合いました。

日本本土を代表して、東京チームのNさんは、彼の祖父が台湾府の政府高官であったということから、彼は台湾人Tさん(ご主人の方)に赦しを求める祈りを行い、そして、Tさんはそれを受け入れる祈りを行いました。

そして、排湾族のアンジェラさん、沖縄の具志堅母、日本本土の私の3人で、和解の祈りの後、抱き合い励まし合いました。

 

血で汚され、のろわれてしまった台湾、沖縄、日本の地を主が癒やし、清め、のろいを取り去って下さるよう、そしてそれぞれの地が豊かに祝福を受けるよう、皆で心を合わせて祈りました。

具志堅夫妻(左)と、台湾人夫妻(右)

 

実はこの和解の小集会の数日前、ガリラヤのギノサールホテルで、具志堅一家8名と日本本土4名との間で、本土が400年に渡る沖縄詐取の歴史を認め、その罪を告白し、和解の集会を持ったのですが、それはWCGIPに行く前から行う予定をしていました。

しかし、その後まさか台湾ともこのような思いがけない、すばらしい和解の時が持てたことは、何という主の粋な計らいだったのでしょう。喜びの涙を流して、皆で賛美し、聖餐の食事にあずかりました。




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